花と緑のハート事業協会設立の経緯

我が国における社会福祉取り分け、障害者等の就労状況は、昨今の世界的経済、金融不況の煽りを受け、障害者を初めとする社会的弱者の就労や雇用の機会が奪われ、働く場の減少や解雇の連鎖を引き起こしています。
このような状況を踏まえ、国においては、障害者を多数雇用している事業所や就労継続支援事業所等の障害福祉施設での仕事の確保について、経済団体や企業に対して協力要請をするとともに、国や地方公共団体においても、率先垂範して官公需の発注増を図るため、地方自治法施行令を改正し、優先発注での随意契約の対象を、従来の物品のみならず役務の提供にまで拡大する、いわゆる「発注促進税制」の創設がなされました。
協会イメージ03さらに国会においては、障害者就労施設などへの更なる官公需などの発注促進策として、各省庁などが数値目標(当面、地方公共団体は努力目標)を設けての物品等の調達を目的とした「ハート購入法(仮称)」が議員立法で制定されようとしています。
しかし、これらの国、地方公共団体および企業など多様な発注先からのニーズに応えるためには、新しい商品情報の提供、安定した品質、数量の確保、納期の厳守、価格の適正さなどが求められ、そのためにはインターネットなどのIT技術の活用は大変有効な手段であり、これら種々の要望を満たすには、専門性があり、生産管理や技術支援を総合的に、さらには一元的に行うことのできる受注組織が求められています。現状の就労継続支援事業所などにおいては、これらの要求に即応できる体制・情勢がなく、新たな視点からの事業振興・推進に重点を置いた受注組織の早期創設が望まれていました。
そこで、国・地方公共団体および企業並びに一般園芸愛好家など他分野にわたる発注先からの要望に応えられる受注組織の一つとして、グランドカバープランツおよび地域特性に適した農園芸植物並びに関連商品の生産・製造・販売・生産管理・技術支援を総合的・一元的に行い、その事業振興、推進の過程において障害者など、いわゆる「社会的弱者」の雇用・就労の場の確保・拡大を図り、社会的自立に寄与する法人として立ち上げたものです。

花と緑のハート事業協会 概要

社団名 一般社団法人 花と緑のハート事業協会
所在地 〒730-0842 広島県広島市中区舟入中町2-14
電話・ファックス 電話:082-295-3736 ファックス:082-294-7787  ※電話・ファックスの番号が変わりました(2017/9~)
設立 平成21年8月
代表者 並木 則康
事業内容 グランドカバープランツおよび地域特性に適した農園芸植物ならびに関連商品の生産・製造・販売